90歳になられる方のご紹介です。
2022年の11月より定期的に施術をさせていただいております。
結果としては、写真でわかるように段々と姿勢が変化していき、真っ直ぐ立てるようになってきました。
ご本人も視界が変わったと喜んでおられます。まだまだ歩く時には姿勢が丸くなってしまうので、シルバーカーが必要ではありますが、それでも伸ばそうと思えば体を伸ばせるようになりましたので、やれることが増えたそうです。
正直なところ、ここまで変化するとは思っておりませんでしたので、何がこのような結果をもたらしたのかと考えていました。
そしたら、ひとつの大きな要素に気がつきました。
それは、こちらの方の視点が常に良い方向を見ているということです。
多くの方が、いろいろな痛みを抱えていてその中の1つの痛みが解消された時に、残っている他の痛みに目がいくか、解消し快適になった部分に目がいくかで言えば、残っている方に注目すると思います。
それでも、この方は、常に『どうですか?』と尋ねると
『まだ、ここが痛い。』
ではなく、
『ここが痛みがなくなって軽くなった』
と良くなったところの感想を伝えてくれます。
これは、あまり大きなことのように感じないかもしれませんが、とても大切なことだと思います。
〜痛いところではなく、痛みのない快適なところをきちんと自覚する〜
簡単なようで難しい…その分、ご自身の体を大切にする上で、とても大きな要素なのだろうと思います。
とても大切なことを気づかせてくださったことに感謝すると共に、できる限り多くの方にお伝えもしていきたいと思っております。